注意が必要なNG系高時給派遣の仕事

高時給派遣の求人には注意を

派遣として働くために知っておくべき基礎知識とは、派遣の種類や仕組みといったことだけではありません。避けるべき求人案件に注意を払えることも同じくらいに大切なことです。派遣として働くと決めた人は、「どうせなら時給の高い仕事を」と考えるでしょう。気持ちはわかりますが、高時給=良い仕事とは限りません。時給が高くなるのには、必ずそれなりの理由があるのですから、きちんと業務内容や職場の労働環境を確認する必要があります。注意深く案件を確認するようにしないと、いざ派遣先に行ってから後悔することになるかもしれませんよ。
とはいえ、仕事の内容や労働環境に問題がなくても時給が高い、そんな良い仕事があるのも確かです。ただしそれは、高い専門性を必要とする仕事、即戦力として働ける経歴を持った人に限った仕事などです。特別な知識や能力がなくてもできる高時給な仕事にこそ注意が必要なのです。これは基礎知識として必ず胸に留めておくようにしてください。

常に人手不足な職場には気をつけよう

専門性が必要なく、高時給で働ける案件というのは、長期間求人を出し続けてもなかなか人が集まらないということです。そして、高時給であるにもかかわらず人が集まらないということは、必ずそれなりの理由があります。
一例としてはアパレル関係やアクセサリーの販売、そして各社携帯販売などが挙げられます。これらに共通するのは土日祝日など一般のサラリーマンが休日であるときが稼ぎ時ということです。ですから、販売系は当然土日祝日に休むことはできません。自分のプライベートを犠牲にする必要が求められるでしょう。
他にはラインを常に動かし続けなければならない工場も挙げられます。交代制のシフトになっていますから、朝早くから出勤することもあれば遅番として深夜勤務しないといけないこともあります。どうしても生活リズムが狂ってしまうので健康には悪影響を及ぼします。体力にあまり自信がない人にはおすすめできません。

労働環境が厳しい仕事

スタッフが定着しない仕事とは労働環境が苛酷な場合もかなり多いです。「危険」「汚い」「きつい」の「3K」といえばピンと来る人が多いのではないでしょうか。最近では、原子力発電所の作業員の募集が頻発していましたが、「3K」に当てはまっていますね。他には人間関係がギスギスしている職場、無理なノルマを課されるなど、理不尽な要求をされる職場などいわゆるブラック企業と呼ばれる職場なども当然のことながら定着率は悪くなります。そういったネガティブな要素があるからこその高時給なのです。